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08/9/13 費用弁償見直し、多数決で決着

08/9/13  費用弁償見直し、多数決で決着



【月刊 せつ子レポートNO11 9月5日付紙面より】

県議の費用弁償見直し 自民、無所属クの多数決で「交通費実費+3000円」に
 9月3日に開かれた議会活性化検討会は、県議の費用弁償について、「交通費実費(高速料金含む)+3,000円(定額)に減額することを議長への中間答申とすることを自民党、無所属クラブの多数決で決定しました。 今回は公明・新政クラブがこれまでと態度を変更し、共産党と県民ネット21の3会派が「交通費実費のみを主張しました。しかし自民党は「これ以上議論をしても意見は変わらない」として多数決での決着を求め賛成7、反対4で決定しました。議案調査日も登庁見なす規定は全会一致で廃止します。共産党の主張で「すみやかな実施」が盛り込まれることになりました。 前日には宇都宮市議会が費用弁償廃止を決定し、オンブズマン組織が費用弁償返還を求めて県知事を提訴しました。また新聞の投稿欄にも「交通費実費が当然との意見が掲載され、世論の動向は明確に「廃止」と向かっていました。しかし、自民党は最後まで「議会改革はお金を削るほどいいということではない。必要な仕事をすることだ」と主張。福田知事が県民にとって必要な仕事まで「金がない」と削ってきただけに、「必要だから」というだけでは県民には通用しません。まして定額3000円の中身は「議案調査などに必要な雑費」というだけで「それ以上あきらかにできないし、その必要はない」というのですから県民の批判は免れないでしょう。今後、政務調査費、議員報酬との整合性が問われることになるのは必至です。
 
野村せつ子県議が事務局に要求した試算から   (定数50人、対象日を71日とした試算)

見直し案
年間必要額
現行との比較 
削減率
 
交通費実費のみ
約930万円 
△3613万円
79.5%
 
3千円+交通費
約1995万円 
 △2548万円 
56.1%
 
現行 
約4544万円
 
 
(現行制度は、会期中の会議で登庁するごとに1日11500円から14500t)

 野村せつ子県議の談話
 
 自民党などの理解が得られなかったのは大変残念で、数の力に押し切られた悔しさでいっぱいです。でも、最初共産党だけだったのが最後には5会派のうち3会派が「交通費実費のみ」を主張するようになり、正論を貫いたことがムダではなかったと確信しました。今後は一日も早く減額の実施を求めていきます。定額部分も廃止させるまでがんばっていきます。引き続き、ご支援をお願いします