08/9/10   八ッ場ダム現地調査ーダムは必要ない

  9月9日～10日、「八ッ場ダムを考える１都５県議の会」の現地調査に参加しました。群馬県長野原町の川原湯温泉駅で下車、５分ほど山道を上ると温泉街です。駅舎も温泉街も、吾妻渓谷もダムの底に沈みます。国土交通省から説明を聞き、住民の移転地やダムサイトの予定地、吾妻川の中和を行っている草津の工場、品木ダムをまわりました。地滑りが起こりやすい地質で整備は大きく遅れ、とても2015年までに住民が移転できるような状況ではなく、ダム湖を渡る国道の橋脚など道路事業は着々と進められていました。宿は、ムササビが観察できるので知られたところ。夜、どこから飛んでくるのか、二匹のムササビが仲良くえさ場で木の皮を食べいました。人間は移転できてもムササビたちは…。自然をこわし、集落をこわし、こんこんとわく源泉も沈めてしまう。なんという事業なのかと怒りがわきました。