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2007年9月 No3

 
日本共産党 栃木県議会議員 野村節子の活動ニュース
せつ子レポートNO.3                         2007年9月号
 “収穫の秋”なのに…
台 風9号で道路が寸断されたり、農業にも被害が出ました。予定されていた議会の農林環境委員会の宇都宮市視察も中止になりました。地元議員として同行を楽し みにしていたのですが。近所の田んぼを見て回ったら、収穫前の稲が倒れていました。被害がなくても、生産費も取れないような米価では続ける意欲も体力もな くなります。収穫の秋を喜べるような農政に切り替えなければ農家は減る一方。そして食糧自給率が下がる。こんな悪循環を早く絶ち切らなければ…嵐が過ぎ 去ったあとの田んぼを見ながら、つくづく思いました。
(写真=宇都宮市幕田町付近 9月7日)
補正予算案、県版「骨太の方針」など焦点に
  9月定例議会が19日から12日間の日程で開催されます。新競馬場予定地(壬生町)の工業団地開発や競馬場跡地に県営スタジアム建設を進めるための調査費 など53億円規模にのぼる補正予算案が上程されます。県が11日発表した2008年度の県政経営の指針となる「政策経営基本方針」では、財政硬直化を乗り 切るために「行革」や「民営化」を加速する方向を打ち出しており、県版「骨太の方針」への県民の立場からのチェックが求められます。
議会活性化検討会ひらく  9月4日開催の議会活性化検討会で、予算特別委員会設置・決算特別委員会見直し問題、領収書公開の是非が焦点となっている政務調査費問題の意見交換を行いました。
◆予算特別委員会の具体化すすむ  次の諸点がほぼ確認され、今後、常任委員会や決算特別委員会との関係調整をおこなう予定です。
○委員会の定数 25人 (全議員が2年に1回委員になります。日本共産党と無所属県民クラブは「全議員参加」を提案しました)
○設置期間  通年設置 (当初・補正予算、関連・重要事項を付託します)
○設置時期  H20年度のできるだけ早い時期に
◆費用弁償、政務調査費問題の調査・検討を急げ  
「時間切れ」ではすまされない!  野村県議、徹底審議を要求
  野村委員は、今後の検討会開催予定があと二回となっており、このままでは12月の答申までに政務調査費や費用弁償の検討が間に合わなくなるおそれがあると して審議時間を増やすよう求めました。しかし自民党委員は「政務調査費問題だけでも意見をまとめるのは時間がかかる。費用弁償問題まで議題にできないこと もありうる」などと「時間切れ」で費用弁償問題の答申を次年度にもちこす可能性を示唆しました。野村委員は、予算特別委員会が設置されると費用弁償の「日 当」がさらにかさむことになり「費用弁償の見直し」は不可避であること、答申できないとなれば検討会の責任が問われると発言。予定された全議題を徹底審議 するよう重ねて主張しました。青木克明委員長は「全議題をとりあげるため、次回は全国的な資料の提出を求め、検討に入りたい」とのべました。
足銀問題特別委員会  県の「出資」の有無ただす
9 月3日、足利銀行問題特別委員会が開催され、野村節子委員も出席しました。産業経済部長、会計局長らが受け皿決定時期が迫った状況での県の対応を報告しま した。質疑は「公民による地元出資枠」の確保をどうするのかに集中し、野村委員は「知事は国への要望は県民総意でというが、公(県)の出資は県民合意では ない」とのべ、県が出資したいと考えているのであれば県民に明らかにして意見を聞くべきだとただしました。しかし抽象的な答弁に終始したため、検討会とし て責任ある回答ができる知事等の出席を求めることになりました。野村委員は「出資しても受け皿に県の意向を伝えることにはならない。過去の足銀への出資は 乱脈経営にものを言うことにもならず、多大な損失をうけただけ。指定銀行選定問題など県独自にできる対策を追及するべき」と意見を述べました。
足利・松田産廃  自治会長ら、徹底調査を強く要望、県が採石場の掘削調査を約束
足 利市松田の採石場に猛毒の産廃が不法投棄されている問題で、栃木県は8月30日、安足健康福祉センターで地元自治会、土地所有者との協議の席上、県として 掘削調査を実施すると回答しました。日本共産党の野村節子県議と尾関栄子足利市議も同席しました。前回の協議で、県は土地所有者の冨宇賀氏に掘削調査の費 用を負担するよう求めましたが、冨宇賀氏が「不法投棄は私が土地と会社をのっ取られたあとに行われた。被害者が調査費用を負担する道理はない」と拒否した ため、持ち帰って検討していたものです。しかし県が「調査は産廃を探すものではない。毒ガスが吹き出したとされる地点を掘ってガスが出るかどうか確認する ものだ」と説明したため、自治会長らが反発、「自治会が納得できるまで掘ってもらいたい」と強く求めました。所有者の冨宇賀氏も「大きな石が埋められてい てその下に不法投棄されている可能性がある。石を割る方法があるので石の下を掘ってもらいたい」と要請しました。県は再び本庁に持ち帰って検討することに なりました。